Break〜ピアノの小話〜

クラシックと漫画

二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」でクラシックに興味を持ち始めた方も多いのではないでしょうか?
そこでクラシックを題材にしたマンガを紹介したいと思います。

ちょっとした暇があるときにでも手にとって見てくださいね。


二ノ宮知子 「のだめカンタービレ」  

言わずと知れた人気のコミックスです。
クラシックを話題にしたマンガってシリアスなものが多いですが、これは面白いギャグマンガです。
ただ面白いだけでなく、程よくリアリティがあると思います。
同じく大学で音楽を勉強した管理人も頷けることが度々。

ドラマ化、アニメ化、映画化され好評のうちに終わりました。
現在('10/05)原作のほうは完結しオペラ編が連載されています。


くらもちふさこ 「いつもポケットにショパン」  

現役のピアニストを母に持つ主人公・須江麻子と幼馴染・緒方季晋の物語。
二人の母親の過去に翻弄されながらも成長するお話です。
コミックスは絶版、文庫版が全3巻、新書版が全4巻で出版されています。

簡単なあらすじ
麻子と季晋は同じピアノ教室に通う仲のよい友達でした。
厳しい麻子の母に代わりに優しくしてくれる季晋の母。
しかしこの二人の母との間には昔なにかあったようで…。
ドイツに留学した季晋はそこで事故にあい母を亡くし、自身は失明したという噂が麻子の耳に入ります。
それから数年たち季晋との音信は途絶えたまま。
麻子は音楽高校でピアノを続けていました。
そこに季晋を思わせる一人の転入生があらわれ…。

小野弥夢  「DIVA」

少女漫画では珍しいオペラを題材にしたマンガです。
DIVAとは歌姫のことです。
文庫版で全4巻出版されています。

簡単なあらすじ
オペラ歌手の母、ヴァイオリニストの父を持つ主人公リマ・ドール。
家庭を顧みず世界を飛び回る母を毛嫌するリマ。
リマを思い地元で活躍する父を慕いリマはヴァイオリンを学びます。
しかし事故の怪我が元ででヴァイオリンを断念せざるを得なくなります。
ヴァイオリニストの道を閉ざされたリマでしたが、母から受け継いだ声楽家としての才能を戸惑いながらも受け入れ母を越えようと成長していきます。

竹宮惠子 「変奏曲」  

若くしてこの世を去ったピアニスト:ハンネス・ヴォルフガング・リヒターとヴァイオリニスト:エドナンの物語。
私が説明するよりわかりやすいと思いますので「勝手に竹宮ふぁん倶楽部」をお読みになってください。





山田圭子 「VS-ヴァーサス-」  

ヴァイオリニストを目指す西王院澪次は音楽学校で群を抜いて才能のある生徒。
しかし問題行動も多く「次のコンクールで優勝しなければ退学」といわれ…。





一色まこと 「ピアノの森」  

森に捨てられていた一台のピアノを弾く主人公:一ノ瀬海。
事故によってピアニストの道を絶たれた阿字野壮介によって才能を見出され頂点を目指す話(現在も連載中)。
2007年に映画化されました。

詳しくはここをお読みください。



池田理代子 「オルフェウスの窓」  

本題材はロシア革命ですが音楽の話題も重要な位置を占めいています。

簡単なあらすじ
男と偽って暮らす主人公ユリウス。
ユリウスが通う音楽学校には”オルフェウスの窓”という曰く付きの窓があります。
窓から見えた最初の女性と運命的な恋に落ち、けれども決して結ばれないという悲劇の窓です。
ユリウスはそこで2人の男の運命の相手になります。
一人はピアノ科のイザーク、もう一人はヴァイオリン科のクラウス。
ユリウスの運命の相手は…。


さいとうちほ 「花音」  

モンゴル生まれの天才ヴァイオリニスト花音。
母を亡くし一人になった花音は作曲家・天童と出会います。
花音は音楽家であるという父を探しに天童と日本に渡ります。
日本で天才指揮者三神と出会います。
花音の面倒を見てくれていた天童がアメリカに渡ってしまい、花音は三神が理事長を勤める音楽アカデミーに入学します。
最初は反発しあう2人ですが…。



その他  

管理人がまだ読んでない作品。

さそうあきら 「神童」
  

手塚治虫 「ルードウィヒ・B」





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