Music History〜音楽史〜

ロマン派末〜近代音楽

19世紀後半になってくると国際情勢の変化によって多くの国々で国民的自覚と民族的な意識に目覚めてきました。
それが音楽にも現れ始め自国の言語で歌曲をつくり、自国や民族のために音楽を作曲するようになりました。
その民族主義的傾向はロシアやその他の国々で目覚しい発展がありました。



19世紀頃の有名な音楽家
19世紀の後半の国民主義の傾向は音楽的にやや遅れを取っていた諸外国に大きな発展をもたらし、
従来の音楽国であった国にもその影響は現れています。
その中で有名な音楽家を挙げてみました。

ロシア

ロシア五人組


ロシアの5人の民族主義音楽家をロシア五人組といいます。
バラキレフを除く4人は行政官や陸、海軍士官、医学者でした。
ロシア五人組 代表作
ボロディン
(1833〜1887年)
歌劇「イゴール公」
交響詩「中央アジアの高原にて」
キュイ
(1835〜1918年)
25の前奏曲
バラキレフ
(1837〜1910年)
イスラメイ
ムソルグスキー
(1839〜1881年)
展覧会の絵
交響詩「禿山の一夜」
リムスキー・コルサコフ
(1844〜1908年)
熊蜂の飛行
歌劇「金鶏」


チャイコフスキー

 チャイコフスキー(Peter Ilich Tchaikovsky 1840〜1893年)はロシアの田舎に生まれ、法学を学んで官吏になりましたが、
22歳の時音楽学校に入学しました。その後モスクワの音楽学校の教授を勤め、職を辞めてからは作曲に専念しました。

〜チャイコフスキーの作品〜
・バレー音楽「白鳥の湖」
・バレー音楽「くるみ割り人形」
・交響曲第6番「悲壮」
・ピアノ協奏曲 変ロ短調
・ピアノ曲「四季」

ボヘミア地方

スメタナ(1824〜1884)

〜スメタナの作品〜
・歌劇「売られた花嫁」
・交響詩「我が祖国」



ドヴォルザーク(1841〜1904)

〜ドヴォルザークの作品〜
・交響曲「新世界より」
・チェロ協奏曲 ロ短調
・弦楽四重奏曲「アメリカ」



ノルウェー

グリーグ(1843-1907)

〜グリーグの作品〜
・組曲「ペールギュント」
・ピアノ協奏曲 イ短調




フィンランド

シベリウス(1865-1957)

〜シベリウスの作品〜
・フィンランディア
・劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」
・樹の組曲




スペイン

グラナドス(1867-1916)

〜グラナドスの作品〜
・ゴイエスカス
・スペイン舞曲

ファリャ(1876-1946)

〜ファリャの作品〜
・バレエ音楽「恋は魔術師」
・バレエ音楽「三角帽子」

アルベニス(1860-1909)

〜アルベニスの作品〜
・組曲「イベリア」
・スペイン組曲




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イタリア

ロッシーニ(1792-1868)

〜ロッシーニの作品〜
・歌劇「セビリアの理髪師」
・歌劇「タンクレディ」
・歌劇「シンデレラ」

ヴェルディ(1813-1901)

〜ヴェルディの作品〜
・歌劇「仮面舞踏会」
・歌劇「運命の力」
・歌劇「リゴレット」

プッチーニ(1858-1924)

〜プッチーニの作品〜
・歌劇「ラ・ボエーム」
・歌劇「トスカ」
・歌劇「蝶々婦人」

オーストリア

ブルックナー(1824-1896)

〜ブルックナーの作品〜
・交響曲(全9曲)
・ミサ曲

マーラー(1860-1911)

〜マーラーの作品〜
・交響曲「巨人」「復活」など
・歌曲集「亡き子をしのぶ歌」

フランス

ビゼー(1838-1875)

〜ビゼーの作品〜
・歌劇「カルメン」
・組曲「アルルの女」

オッフェンバック(1819-1880)

〜オッフェンバックの作品〜
・喜歌劇「天国と地獄」
・歌劇「ホフマン物語」

サン・サーンス(1835-1921)

〜サン・サーンスの作品〜
・交響詩「死の舞踏」
・組曲「動物の謝肉祭」

フォーレ(1845-1924)

〜フォーレの作品〜
・即興曲
・舟歌
・組曲「ドリー」

アメリカ

フォスター(1826-1864)

〜フォスターの作品〜
・おおスザンナ
・夢路より



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